ナイフの黒染め加工に挑戦
所有している狩猟用ナイフがとても錆びやすく閉口していましたので、ネットで調べた方法で黒染め加工をしました。
出来上がりはさておき、台所にある物で手軽に出来ますので黒染め加工をお考えの際は参考にしてください。
黒染め加工は鉄の表面に「黒サビ」と呼ばれる酸化被皮膜をつくり鉄を保護するもので、散弾銃の銃身が黒染め加工で保護されているのは有名です。
用意するのは紅茶のティーバッグ、穀物酢、ナイフを浸ける容器だけ。
手順はナイフの脱脂→黒染め→水洗い。
まず最初は脱脂。
台所にある中性洗剤で洗っても問題ないですが、Djangoはブレーキクリーナーを使いました。
脱脂をしないと黒染め加工の出来上がりにムラが出るとのことなので、念入りに脱脂しました。
この時脱脂は問題なかったのですが、ブレーキクリーナーを誤ってハンドルにぶっかけてしまって、ハンドルの塗装が剥げてしまいました・・トホホ
続いてナイフを浸ける容器に紅茶と穀物酢で黒染め加工の液を作ります。
今回は500㏄の液の内紅茶が400㏄で穀物酢が100cc、紅茶4に対して穀物酢が1の割合で液を作りました。
酢はサイトによっては穀物酢やレモン果汁、クエン酸など様々でしたが、今回は家にあったの穀物酢を利用。
ネットで調べたサイトによってはこの割合がバラバラでしたが、あまり気にせず目に付いた配合で作りました。
恐らくこの配合の違いで仕上がりは違うんでしょうが、まぁ今回は最初なので気にしない。
紅茶のティーバッグは3袋使いました。
早速ナイフを液に浸けてしばらく放置。
これもサイトによっては20分~1晩と差が大きいですが、Djangoの場合1時間浸けました。
浸け込んでしばらくすると小さな気泡が出てくるのと、液の色が変わってくるので化学反応が起こっているのが見て取れます。
ですが、ネットで調べたサイトではもっとジャンジャンと気泡が沸いているので、「なんかおかしいな??」と出来を疑いながら待つこと1時間。
液から出して水洗い後の状態、うっすらと黒くはなっていますが思っていた程黒くなっていない。
酢の分量はネットで見た通りだし・・と色々サイトを見ていると紅茶をグラグラに沸かして液が黒くなるほど煮出しているのを知り、紅茶の成分が薄かったと判断。
今度は鍋に紅茶のティーバッグ5袋と水を入れて、水からグラグラ煮て濃い紅茶を作り、同じ手順で黒染め加工に再挑戦。
出来上がりがこれです。
写真の光加減がイマイチで少しわかりにくいですが、いい感じに真っ黒け。
脱脂や水洗いがまずかったかムラが少しありますが、まぁ実用性には問題ないでしょう。
これで神経質に錆対策をしなくていいならお安い手間です。
ナイフの後に鉈を浸け込みましたがこっちはムラムラ。
液を一から作り直すのが面倒だったのですが、これはもう一度やり直しですね~w
やっぱりズボラしたら駄目ですね。