猟期前射撃練習が義務化されてもう10年程経ちます。

「猟期前射撃練習義務」は簡単に言うと猟期に鉄砲を使うんだから事故がないようにキチンと練習してください、という趣旨なのですが、これがキッチリ義務を果たそうとすると結構面倒で、

  • 対象が狩猟用途の銃全て(猟期に使う銃ではなく、許可証に狩猟用途が記載されている所持銃すべて)
  • この法律の「猟期前」というのが、初猟1か月前~初猟日のことを指し、11月15日の解禁日(鳥取県では鹿・猪は11月1日)ではない事。(初猟が12月1日なら11月1日以降に練習が必要)
  • 装弾の帳簿と射表(射撃場のスコア表)を証拠とする

ざっとこんな感じになります。

ペラッチ ミラージュ面倒なのが狩猟用途の銃全ての練習が必要なのと、初猟日を考えて練習に行かないとダメということですね。

「猟期前射撃練習義務」の内容は猟友会を退会してから詳しい事を知ったのですが、驚くことにDjangoを含めてDjangoが所属していた猟友会の会員でこの法律について詳しく知っていた方は一人もいませんでしたw

猟期前の猟友会地区の秋季大会(フィールド射撃)がこの「猟期前射撃練習」にあたる訳ですが、ほとんどの猟友会ハンターが秋季大会に参加すれば「猟期前射撃練習義務」を果たしたと勘違いしています。

ましてや全ての狩猟用途の銃を練習しなければならないなんてことは全く知られていませんし、初猟まで1か月以内の条件付きなんてとてもとてもですw

狩猟銃全てが対象なので散弾ならまだしもエアーライフルや装薬ライフルは、どこで練習するの?となります。

残念なことに鳥取県にはライフル射撃場がありませんので他県まではるばる遠征が必要になりますが、初猟まで1か月以内に遠征して練習している方もDjangoの周りにはいなかったですね。

エアーは確か射撃場がありましたね・・

しかしエアーライフルハンターを何人か知っていますが、彼らが練習場に行って射撃練習したなんて聞いたことがありません。

意識の高い系エアーライフルハンターはきちんと射撃場に通っていると思いますが、猟友会の年配エアーライフルハンターのゼロインは人気のいない猟場か庭などでするのが当たり前ですから。

それにエアーライフルハンターが弾の帳簿を付けているなんてことも聞いたことがありません。

水平二連
水平二連

ハンターの認識がこんな感じなので、警察が厳密にこの法律を適用しだしたら鉄砲の許可取り消しが多発する事も考えられますね。

「猟期前射撃練習義務」の内容が猟友会内で周知されていないことが原因ですが、自己防衛の為にも周知・徹底するべきですね。

Djangoも狩猟用途の銃は4丁所持していますが、詳細を知るまで初猟1か月前に4丁の練習射撃はしたことありませんでしたw

まぁ、詳細を知って良かったです。

10mフィールドセットでトラップ

今では年に2回程しか射撃練習をしないズボラなDjangoですが、一番気を付けるのが安全な銃器の取り扱いと安全マナーの2つです。

初心者技能講習で習った基本中の基本である

  • 銃口を人に向けない
  • 射台内のみ装填、射台を出る際は脱包及び確認
  • 発砲時以外引き金に指を掛けない
  • 銃腔内の異物チェック

上記を特に気をつけながら、銃の故障やガタなども確認しながらラウンドします。

ペラッチ ミラージュ当日は以前から顔見知りの方が来場してましたので、一緒にラウンドさせて頂きました。

もう知り合って10年以上も経つ方でよくラウンドしましたので、相手に対する不安は全くなく自分の射撃をマイペースで出来ました。

10mトラップ・フィールドセットをラウンドしましたが、1R目が上下二連の射撃銃で22点、2R以降は狩猟銃でのんびりと撃ちました。

前回の射撃が猟期明けの残弾処理でおよそ6か月振りの射撃ということで、まぁメロメロだろうと思っていましたが予想どおりのダメっぷりでした。

1R目で22点が撃てたので「今日は当たるかな」と少し期待しましたが、2R以降がダメ。

練習もしていないのにそうそう当たる訳がありません。

残る狩猟銃はスライド式20番、水平二連20番、水平二連12番の3丁でしたが、16~20点とさっぱりでしたw

安全とマナーの向上が目的ですので点数はあまり気にしていませんが、もう少し練習して高得点を狙えるようになれば面白いだろうとは思いますね。

あとは猟期を待つばかりです。

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