ワンちゃんとの生活

アメリカンビーグル のチビちゃんが来た!

現役でウサギ狩りが出来るアメリカンビーグルがニコ♀(7歳)1頭の状態がかれこれ5年程、そろそろニコの次の世代のワンちゃんが必要になり、昨年から知り合いのウサギ撃ちに声をかけていました。

本来ならニコ♀の子供が取れれば最高だったんですが、昨年知り合いのアメリカンビーグルとかけようとしたんですがSEXをさせず、挙句の果てに相手のワンちゃんをやっつけてしまい大けがを負わせてしまい断念しました。

ホント、立つ瀬がなかったのと、知り合いとワンちゃん♂に悪い事をしましたw

ということでニコでの繁殖をあきらめ、昨年からアメリカンビーグル(全猟登録)を探していたのですが、今年6月に子犬情報を頂きました。

(写真はニコ)これまでアメリカンビーグルを4頭育てましたが、入手先は全てペットショップから購入。

初めて育てたアニー♀レイ♀が多くのウサギを撃たせてくれたので、ペットショップでもなんの問題もないと思っていたのですが、ブリタニースパニエルのマロン♀が我が家に来た時にあまりの出来の良さに驚いたこと、続けて育てたイチ♀(追い啼きがでない)、ニコ♀(性格に問題あり、追跡がイマイチ)がやや仕事の出来が悪いこともあり、今回は入手先をウサギ撃ちの自家繁殖としました。

6月初めに産まれたと連絡があって、8月頭に我が家に来ました。

ペットショップで販売されているのと違い、実猟で使われているアメリカンビーグルは見た目は??というのが多いので外見は期待していなかったのですが、予想を裏切ってなんとも可愛いワンちゃんです。

思わず「かわいい・・」と呟いてしまいましたw

尻尾も長く健康そのもので仕事振りが期待できそうです。

白タン(タンマーキングではなく単に色の意味)のこのワンちゃんは白黒タンが標準のアメリカンビーグルとしては「色もの」らしく、見た目の価値は大きく下がるようです。

同腹(兄妹)犬は4つで、3つは行き先が決まっていてこのワンちゃんが最後の一頭だったらしいのですが、残っていた理由はこの色のせいと聞きました。

私自身は見た目にはあまりこだわらないので特に気になりません。

名前はミツと名付けました。

ワンちゃん(アメリカンビーグル)の名前は数字からヒントを得ていて、ミツは3つから命名しました。

レイ♀ ⇒ イチ♀ ⇒ ニコ♀ ⇒ ミツ♀ という具合です。

アニー♀は初めてのワンちゃんということで思い付きでつけました。

新入りビーグルの様子

我が家に来てそろそろ3週間程になりますが、驚いた事が多くありました。

・既に追い啼きが出たこと

最初の1週間程はウィルスや寄生虫の持ち込みなどを警戒して家の中に隔離していましたが、ワクチン接種後しばらくしてからは他のワンちゃんと外で遊ばせています。

ある日他のワンちゃんと追いかけっこしているうちに、なんと追い啼きしながら追いかけているじゃないですか!

イチ♀やニコ♀はチビちゃんの時には追い啼きすることがなく、ある程度大きくなってから山に連れて行ってターゲットを追跡させて初めてイチ(追い啼きしない)、ニコ(追い啼きする)と確認しました。

それがわずか10日程で狩猟に必要な能力の一つを証明してくれたとは。

う~ん、素晴らしい。

後は「起こし」「追跡」などの能力ですが、これはターゲットと遭遇しないと無理なのでもう少し経ってからです。

・止め芸のセンスを持っている

獲物を吠え止めする「止め芸」はウサギ撃ちには関係がなくイノシシ猟で必要な能力です。

「止め猟」とは吠えたり咬んだりしながら獲物の動きを止め、足が止まった獲物をご主人様がやっつけるという猟の方法です。

「止め猟」の方法も2つあり、強いワンちゃんや集団でイノシシを格闘して咬み伏せる「咬み止め」、賢い犬(弱い犬ではない)や一頭で主に吠えることで足を止める「吠え止め」があります。

「咬み止め」の場合まさに格闘ですのでイノシシが強かったりワンちゃんの手際が悪くてキチンと止められない場合、ワンちゃんが大けがしたり殺されたりする事がある凄惨な猟です。

その点「吠え止め」はワンちゃんが吠えながらイノシシに近づいたり離れたりして、イノシシが突っかかってくればサッと引き、イノシシが向きを変えて離れようとすると後ろ足などを咬んでイノシシの向きを変え、突っかかってくるとサッと引くという風にガチでイノシシと組み合わずイノシシの足を止める方法です。

屋久島犬でイノシシ撃ちをする知り合いからの受け売りですので、実際に現場を目撃したことはありませんが、この「吠え止め」はワンちゃんの負傷が少なく頭数も少なくて済むのでDjangoも「吠え止め」ならイノシシ撃ちをしてもいいかななんて思っています。

ただ「吠え止め」するワンちゃんの止め芸は芸の伝承が難しく、一代限りとなることが多々あるそうです。

我が家のミツがニコ♀との遊び中にぐるぐるニコの周りをまわり、去ろうとするニコの後ろ足、時には尻尾を咬み向きを変えて「吠え止め」をしていたのを見て「おぉ、これは!」と驚き、頬が緩みましたw

新入りミツとイノシシ撃ちが出来るかもですw

う~ん、素晴らしい。

将来が楽しみです。

Django

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